膀胱に炎症が起こる膀胱炎は、2歳までの子供には男女差無く起こります。それ以降は圧倒的に女性のほうが膀胱炎にかかりやすいです。

それは尿道が男性に比べて短く、尿道口と肛門が近いという女性特有の体の作りが影響して、大腸菌が尿路に感染しやすいからです。

赤ちゃんの場合、膀胱炎の症状を訴えることはできませんが、機嫌が悪くなったり、ぐずったりし、排尿時の痛みで泣くこともあります。幼児ではお腹の痛みや、排尿時の痛みを訴えたり、トイレトレーニングが終わっているにもかかわらず突然パンツを濡らしてしまうことがあります。

年長児では大人と同様に頻尿や排尿時の痛みを認めます。時には血尿を伴うこともあります。

膀胱炎の多くは、細菌が尿路感染して起こる細菌性急性膀胱炎です。原因となる細菌としては、大腸菌、ブドウ球菌、セラチア菌などが挙げられます。そのうち8割を占めるのが大腸菌です。大便をした際に肛門周辺に付着した大腸菌がなんらかの拍子で尿道から膀胱に入り込むことで起こります。

普通は細菌が膀胱に侵入しても、排尿時に洗い流されてしまうので、炎症を起こすことはありませんが、おしっこを我慢して長い時間膀胱に菌が溜まっていたり、抵抗力が落ちていたりすると膀胱炎を発症することがあります。