膀胱炎で見られる症状のうち、気をつけたい症状に血尿があります。

膀胱炎になると血尿が出ることがあります。血尿とはいっても、肉眼ではっきりと血液が混ざっているのがわかる血尿もあれば、肉眼では確認できない程度のものもあり、程度も様々となります。

膀胱炎で血尿というと驚かれる方も多いかも知れませんが、膀胱炎で血尿が出るというのは珍しいケースではありません。膀胱内の粘膜は非常に柔らかくて、尿道から膀胱内に入り込んだ細菌が増殖すると、膀胱内の粘膜が荒れ、ただれたような状態になります。そこから出血が起こることで、排尿時に血液が混ざり、血尿となるのです。膀胱炎による血尿は、膀胱炎が悪化しているというサインでもあります。

また、膀胱炎に起因しない血尿は他の病気である可能性もありますので、必ず原因を確認しておきましょう。膀胱炎では、血尿以外にも尿の状態が普段とは違うものになってきます。

その中でよく見られる症状が尿の濁りです。膀胱に入った細菌と戦う為に集まった白血球や炎症ではがれた膀胱の粘膜、炎症部分の分泌液などが尿に混ざることで起こります。この濁りは膀胱炎のどの段階でも見られる症状となっています。

尿の変化を見る場合には、色や量だけでなく、頻度や色々な部位の痛みなどの症状も観察することで、異常に気がつくきっかけとなります。

例えば、血尿や白く濁った尿が出ていたとしても、膀胱炎の人によくみられる頻尿や排尿後の痛みなどが無い場合や、治療後に白血球が尿に見られなくなったにもかかわらず尿の中に血液が混ざっている場合には、別の病気がかかわっている可能性も考えられます。