毛じらみの原因

しらみには主にあたまじらみ、ころもじらみ、毛じらみの3種類がいて、あたまじらみは頭に、ころもじらみは衣服に、毛じらみは陰毛に寄生すると言われています。しかし近年ではオーラルセックスの一般化によって陰毛からヒゲへの感染例も見つかっており、頭、衣類、陰毛の全てに感染している可能性があります。

毛じらみは第二次世界大戦以降減少の傾向が見られましたが、近年再び流行しつつあるようです。それは、性にオープンになった時代背景と、セックスによって接触するだけで感染するという毛じらみの増え方がマッチしたということが流行の原因となっていると考えられます。

しらみに寄生されているというと、不潔にしていたからという理由を考えがちですが、そうではありません。しらみが、「ただそこに人間の体があったから」という理由で寄生しているに過ぎません。清潔にしているから寄生しないという考えは間違っているのです。

毛じらみはノミのようにジャンプして飛び移るというようなことはありません。基本的に感染の仕方は接触によって起こります。髪の毛が触れたり、陰毛同士が触れ合うセックスによって感染したりします。

また、毛じらみは水の中でも生きていくことが可能で、稀なケースではあるのですが、プールやお風呂を介した感染も知られていますが、基本水の中では毛じらみは毛根にしがみつくため感染の可能性は低いと言えます。また、毛布やタオルなどを介した感染も考えられ、感染力が非常に高いことで知られています。

夫婦間のセックスで母親が感染し、母親とタオルを共有した娘にも感染などということも有り得ます。毛じらみは性感染症も起こす厄介なもので、陰毛の根っこに卵を産み、毛と毛の接触によって感染をします。

成虫は1mm~2mm程度の大きさで肉眼ではシミのようにしか見えません。毛じらみが陰毛を移動しているときにはフケにしか見えず、発見するのには苦労がいります。

成虫は陰毛の毛根にフック状の鉤爪で体を固定して、皮膚から吸血を行います。毛じらみの潜伏期間は1ヶ月から2ヶ月と言われています。その後3週間から4週間生存して、30から40個の卵を産むと言われています。

毛じらみの卵は灰色を帯びた白色で、光沢を持っていて、セメントのような物質で毛に固定されるために、毛じらみ同様、自然に落ちるといったことはまずありません。